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 構想策定の背景とエコミュージアムの基本構造


 2000年3月の有珠山噴火は、洞爺湖周辺地域に大きな被害をもたらしました。この災害から早期復興ため、二階俊博北海道開発庁長官(当時)の私的諮問機関として「北海道活性化懇談会」が設置されました。論議の結果、火山遺構を新たな観光資源として活用する方策が提言されました。

 「洞爺湖周辺地域におけるエコミュージアムの構想」はその後、北海道開発局室蘭開発建設部や財団法人北海道地域総合振興機構、北海道そして西胆振6市町村(伊達市、豊浦町、虻田町、洞爺村、大滝村、壮瞥町)が中心となって検討が重ねられてきました。

エコミュージアムとは

 1960年代にフランスで提唱、展開された農山漁村地域の振興策です。
 地域を丸ごと「博物館」 と見立て、自然、農場・山林・漁場や集落、遺跡などを展示室とみなし、住民参加型でつくり上げる新しいタイプの野外博物館です。

エコミュージアムの基本構造

 エコミュージアムの展開する地域を、テリトリー(地域の特性や資源のまとまりによる領域)とよびます。
その中枢施設としてコア/テーマセンターと呼ばれる施設があり、エコミュージアムの情報提供や組織運営を行います。

 周辺には、サテライトと呼ばれる景勝地・展望台・資料館・温泉・キャンプ場などをテー マに沿って配置します。 さらに、サテライトを結ぶトレイル(散策路等)やネットワーク・アクセス道路(コアセンターやテーマセンターとサテライトなどを結ぶ交通連絡網)によってエコミュージアムは構成されます。

        【基本的な構造】

    @  テリトリー          (伊達市、豊浦町、虻田町、洞爺村、大滝村、壮瞥町)
    A  コア/テーマセンター   (エコミュージアムの情報提供・広報運営組織の中枢機能施設)
    B  サテライト          (地域に存在する資源をテーマに沿って位置づけたもの)
    C  トレイル           (サテライト周辺の散策路など)
    D  ネットワーク、アクセス道路(コアセンターやテーマセンターとサテライトなどを結ぶ交通連絡網)


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